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💬 体験・共感

投資で30万円溶かした話。失敗が教えてくれた3つのこと【看護師の実体験】

投資で30万円溶かしました。全部正直に話します。

2020年春、コロナショックで株価が暴落していた。
「今が底だ。安い今に買えば必ず上がる」──そう思い込んで、個別株に一気に30万円を突っ込んだ。

2ヶ月後、含み損は▲18万円
そこから半年間塩漬けにして、最終的な損失は累計約30万円

夜勤3回分の手取りが消えた。

あの経験がなければ、今の私の運用スタイルはなかったと思っている。
失敗の全貌と、そこから立て直した経緯を全部書きます。


失敗の詳細:何を買って、なぜ損したのか

購入した銘柄: 旅行・航空・ホテル関連の個別株 3銘柄
購入理由: 「コロナが終わったら絶対に戻る」という直感
購入金額: 合計30万円(当時の全財産の50%)
損失確定まで: 約8ヶ月

当時のリアルな心理:

「株価が落ちている=安売りセール」という感覚で入った。<br>2〜3ヶ月で戻ると思っていたから、8ヶ月塩漬けになるとは想像もしていなかった。<br>含み損が増えるたびにスマホのアプリを何度も開いて、結果ひどい睡眠不足になった。

失敗原因①:「安い=買い時」という根本的な誤解

個別株の未来を予測できる人間はいません。
これは「プロのファンドマネージャーの大半が、長期でインデックスに勝てない」という事実が証明しています。

私が買った航空株は、コロナ後の回復に3年以上かかりました。
しかも、コロナ回復後に別の問題(燃料費高騰・円安)が重なり、「絶対に戻る」が「いつまでも戻らない」に変わっていった。

教訓:個別銘柄の「底」は誰にもわからない。市場全体を買えば、この問題は解消される。


失敗原因②:全財産の50%を一括投資したこと

当時の私の状況:
- 全財産:約60万円
- 緊急予備費として必要な額:考えていなかった
- 投資に突っ込んだ額:30万円(50%)

お金のルールには「投資に回すのは余剰資金だけ」という大原則がある。
緊急予備費(生活費の3〜6ヶ月分)を確保せずに投資するのは、安全装置なしで車を運転するのと同じ。

私の場合、損失が出た状態で急な出費が重なったとき、損切りを余儀なくされた。
損切りするタイミングが最悪な時期だったのは言うまでもない。

教訓:投資に回すのは、生活費6ヶ月分を確保した後の「本当の余剰資金」だけ。


失敗原因③:「情報収集」と「勉強」を混同していた

当時の私は毎日YouTubeで株の動画を見ていた。
「日経平均が上がった」「あの銘柄が注目」「テクニカル分析」──これを「勉強」と思っていた。

実際はエンタメとして消費しているだけだった。

本当に必要だった知識:
1. インデックス投資とアクティブ投資の違い
2. 分散・長期・低コストの原則
3. 自分のリスク許容量(損失がいくらまで出ても生活に影響ないか)

この3つを知っていれば、個別株に30万円を一括投資するという選択はしなかった。


30万円の損失が教えてくれた3つのこと

① 個別株より「市場全体を買う」方が圧倒的に再現性が高い

全世界株式インデックス(通称:オルカン)やS&P500インデックスを買うことは、世界中の何千社もの株を少しずつ保有することを意味する。

一社が潰れても影響は軽微。市場全体は長期的に右肩上がりの傾向がある(過去のデータより)。
「勝つ銘柄を当てる」ゲームをやめて、「市場全体の成長に乗る」ゲームに変えた。

S&P500の過去30年(1994〜2024年)の年平均リターン:約10.7%(ドル建て)<br>同期間で元本を上回ったアクティブファンドの割合:約15〜20%

つまり「プロが選んだファンド」の80〜85%が、インデックスに負けている。

② 入口の失敗は、出口の技術で補えない

「損切りのタイミング」を散々調べた。しかし問題の本質は「最初から個別株に一括投資した選択」だった。

テクニカル分析や損切りルールを覚える前に、そもそも何に投資するかの選択基準を持つべきだった。

③ 感情で動かない仕組みを作ること

恐怖・欲・焦り──これらが投資判断を最悪にする。
今の私が実践しているのは「自動積立の設定だけして、月に一度も株価を見ない」こと。

見ない方がパフォーマンスが良いのは、行動経済学的にも証明されている。


立て直しの記録:損失確定から資産回復まで

2021年1月:全損切り、ゼロから再スタート

設定した新ルール5つ:
1. 生活費6ヶ月分(当時90万円)を確保してから投資再開
2. インデックスファンドのみ(オルカン・S&P500)
3. 毎月定額の自動積立(最初は月1万円から)
4. 証券アプリの通知をオフ、相場を週1回も見ない
5. 年1回だけポートフォリオを確認してリバランス

結果(2021〜2025年・4年間):

積立額(累計)評価額(概算)含み損益
2021年末12万円13.5万円+1.5万円
2022年末24万円22.0万円▲2.0万円(円安・利上げ年)
2023年末36万円44.0万円+8.0万円
2024年末48万円66.5万円+18.5万円

4年間で、30万円の損失を取り戻し、さらに上積みできた。
大きかったのは「相場を見ない」「感情で動かない」を徹底したこと。


今投資を始める人へ

失敗から始まった人ほど、次の一手は慎重で冷静になれる。

「30万円溶かした」は確かに痛かった。でも、それが「正しい投資を学ぶ授業料」になった。

失敗経験は最強の武器になる。大切なのは失敗した事実より、そこから何を変えるか

今から始める人のための最短ルート:
1. 生活防衛費(月収×6ヶ月分)を先に貯める
2. NISA口座を開設する(SBI証券か楽天証券)
3. 全世界株式インデックス(オルカン)を月1〜2万円で自動積立設定
4. 設定した後は見ない

シンプルすぎると思うかもしれないが、これが30万円の損失から学んだ最終結論です。

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この記事を書いた人

りとる @sashimijyogu1

現役看護師(10年目)。貯金50万円から倹約×高配当株×インデックス投資で30代アッパーマス層に。忙しいナースでも再現できるお金の話を発信しています。

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