投資を始めて3ヶ月目、口座を見るのが怖くなった
2019年の秋でした。
毎月3万円ずつ積み立てていたオルカンが、コロナショック直前の下落で一気に下がった。
元本9万円に対して、評価額7万4千円。
含み損:−1万6千円
「やっぱり投資は怖い。やめよう」
証券口座のアプリを開くたびに気持ち悪くなって、1週間ほど見るのをやめました。
そしてコロナショック本番(2020年3月)。
ニュースで「株価暴落」「リーマン以来最大の下落」という見出しが並ぶ中、口座を恐る恐る開いたら——
含み損:−14万8千円
震えました。本当に。
夜勤中も気が散って、先輩に「大丈夫?」と聞かれたほどです。
全部売ろうとした日
深夜の休憩室で、スマホの「売却」ボタンに指を乗せていました。
売ろうとしたそのとき、たまたま読んでいた本の一節が浮かびました。
「含み損は損ではない。売った瞬間に損が確定する」
指を止めました。
「リスク」について完全に誤解していた
投資を始める前、リスクを「損をする可能性」だと思っていました。
本当のリスクは「価格のブレ幅(ボラティリティ)」のことです。
| よくある誤解 | 正しい理解 |
|---|---|
| リスク = 損する | リスク = 価格が上下にブレること |
| 下がったら損 | 売らなければ含み損は「まだ損じゃない」 |
| リスクは避けるもの | リスクをとることで期待リターンが得られる |
インデックス投資のリスクは、長期では時間が解決してくれます。
私が学んだリスク管理の考え方
① 「投資に回せるお金」だけを投資する
生活費3〜6ヶ月分は現金で保有し、残りだけを投資に回す。
私の場合: 生活費6ヶ月分(約120万円)を常に現金保有。それ以外を投資へ。
これができていれば、暴落時に「売らなければいけない状況」にならない。
② 20年後の自分への贈り物と考える
夜勤手当の積立は「20年後の自分へのプレゼント」だと思うようにした。
今の含み損は関係ない。20年後に渡すから。
③ 暴落時は「バーゲンセール」と思う練習
コロナショックの後、私は毎月の積立を止めずに続けた。むしろ少し増やした。
安く買えるタイミングだったから。
あの日売らなかった結果
| 項目 | 2020年3月 | 2026年6月 |
|---|---|---|
| 元本(積立合計) | 9万円 | 252万円 |
| 評価額 | 7万4千円 | 398万円 |
| 含み益 | −14.8万円 | +146万円 |
あの日売っていたら、−14万8千円で確定損失でした。
売らなかったから、今+146万円です。
今日からできる1アクション
- 投資に回せる額を計算する(生活費3〜6ヶ月分を引いた残り)
- 投資期間を20年と設定する(それで覚悟が決まる)
- 暴落したときに売らない、と今決めておく
まとめ
- リスクは「損」じゃなく「価格のブレ幅」
- 含み損は売らなければ損ではない
- 生活防衛費を確保してから投資すれば暴落でも売らずに済む
- 長期保有が最強のリスク管理